ややこしい保険の専門用語『解説』

今日も自動車保険の専門用語です。
対物超過修理費用特約
 対物事故で、相手車の修理費がその時価を超過する場合、修理費と時価の差額に被保険者の過失割合を乗じた額(50万円限度)を支払う。
 保険会社によっては「対物全損時修理差額費用」や「対物事故の超過修理担保特約」などと表記している。

これもとてもいい特約です!!


Zさんが車で走行中にAさんの車に後ろから衝突してしまいました(対物事故)。後ろからの衝突なので過失割合は
  「Zさん 100:0 Aさん」です。Aさんには全く非がありません。
Aさんの車の修理費用は80万円かかります。しかし!!Zさんの保険会社が確認したところ、Aさんの車の現時点での価値(時価)は30万円しかないと判断しましたので、Aさんへは30万円しか支払われません。
問題はここから。。。
差額が発生しましたよね?50万円です。
Aさん側からすれば、「自分に非がないのだから差額50万円はZさんが払うべき!自分や自分の保険を使うつもりはない!」
Zさん側からすれば、「自分が悪いのだから何とかしたいが、保険会社は30万円しか払ってくれない。困った」
となります。
このままではAさんはZさんを訴える可能性が出てきます。訴訟ですね!!!
こうなっては大変です。
その差額分を支払うのが今回の《対物超過修理費用特約》
50万円限度ですが、今回のパターンなら問題がなくなります。
是非、皆さんも自分の自動車保険を見直してみて下さい。

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Posted by komikomi at 2008年04月22日12:56 │保険の専門用語
Comments(2)
この記事へのコメント
このシリーズ良いですね、役に立つ情報をこれからも楽しみにしてます。
Posted by satoru at 2008年04月22日 13:19
satoruさん。こんにちわ!
これからも、説明していきます。
ご要望があればどうぞ~
Posted by komikomikomikomi at 2008年04月22日 15:23
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